思い上がりが強い上から目線の人は周囲に高圧的な印象を与え「思い上がりも甚だしい!」と、周囲の人たちを怒らせます。
なぜ人間は思い上がるのでしょうか?思い上がる人間は、よく未熟さを指摘されます。
権力や立場、成功体験などから何かを勘違いし、初心を忘れ、気づくと驕り高ぶることや傲慢なことがわからなくなっているのだと思います。
周りが注意しても簡単には治らない人もいます。酷くなると注意されたことに対し、逆ギレや逆恨みをして陥れようとする人もいます。
思い上がりを治すのに“鼻を折る(おごる心をくじく。得意がっている者をへこませて、恥をかかせる。)”ことを考えますが、もうひとつ治す方法があります。
思い上がりを治す方法
思い上がりの意味については以下のとおりです。勘違いが言動となって表れるのが思い上がりだとわかります。
①実際よりえらい者だと思い込む。いい気になる。うぬぼれる。
②気位を高くもつ。自負する。
“鼻を折る”以外のもうひとつの方法は、出来るだけ穏便に当たり障りなく治したい人、自分でこっそりと治したい人に効果的だと思います。
では、その方法について紹介します。
人のふり見て我がふり直せ
もうひとつの方法とは、思い上がりが原因で転落した人など、反面教師をみせる方法です。
この場合、自分が直接注意するわけではないので、当たり障りなく伝えることができます。
自分で治す場合でも十分に効果が期待できます。
それは“人のふり見て我がふり直せ(他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは改めよということ。)”というように、実際の出来事は自分を省みるために有効だからです。
では、どれくらい効果的で、有効か、“人のふり見て我がふり直せ”を体験してみてください。
致命的な思い上がりの結末
これから3本の動画をみてもらいます。致命的な思い上がりから、その結末までわかります。思い上がった人間に対する周囲の反応なども考えながらご覧ください。
最初の勢いはなくなり、寂しい結末になってしまいました。動画を見て、あなたも思い上がったら「こうなるぞ!」と教わりました。
自律した人間を目指す
役職を失った致命的な思い上がりでしたが、反面教師(人のふり見て我がふり直せ)の効果はどうでしたか?
動画を見ながら、自分自身で規範を立てることができたのではないでしょうか?
それを繰り返しながら、人間は自律(他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。)へと向かっていくのだと思います。
思い上がりは未熟さからくるため、反面教師をみせて治す方法は、自律した人間を目指す人に、効果的で有効な方法と考えられます。
大人のモノの言い方を知る
先ほどの動画をみながら言葉遣いやモノの言い方について、感情が刺激されてしまった人もいたと思います。社会に出ると学生の時とは違い、大人のモノの言い方があります。
「えっ!?そうなの???」と、思った人は以下の専門書をお読みください。
この本は、社交辞令・聞き方・頼み方・断り方・謝り方・ほめ方などの決まり文句で、大人なら日常・ビジネスの場でぜひとも知っておきたい言い方を大量に紹介している。若いビジネスマンや、これから就活の学生などもぜひ手元に置いて頻読したい本。
かなりの数の言葉が掲載されてますので、これくらいあれば大人のモノの言い方は大丈夫だと思います。
まとめ
思い上がりを治す方法でしたが、天狗の鼻を折る以外の方法として、反面教師(人のふり見て我がふり直せ)による治し方を紹介してきました。自律して大人のモノの言い方に気を付けていれば、思い上がりは治っていくと思います。
反面教師をみせて治す方法が、有効かつ効果的な人は言動から未熟さ(勘違いや悪いこと)に気づき、規範を立てて自律した人間を目指す人でした。
そのため「思い上がりも甚だしい!」と、責めるだけの人や省みない人への効果は期待できないと思います。数日経つと元に戻ってしまうことが考えられます。最悪の場合、反面教師をみて“笑って終わり”も考えられます。
そのタイプは、残念ながら鼻を折るしか治す方法はないと思います。思い上がっている人を治したい時は、反面教師をみせて「感じ悪いよね」と、考えるように促してみてください。
多くの人が口をそろえると“みんなが思っている”ことが伝わるので効果も期待できます。
逆ギレしたり自分を正当化するような人は、自己欺瞞が関係しているかもしれません。下記よりお読みください。